【八ヶ岳】杣添尾根から横岳~硫黄岳~行者小屋~阿弥陀岳~赤岳 一泊二日周回縦走

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もう8月が終わろうとしているけど今シーズンの夏山どこにも行っていない。
登山を始めて10年以上経つけど今までこんなことはなかった。
そもそも2ヶ月くらいまともな登山をしていない。これは異常事態だ。

とまあ読者の皆さまにはどうでもいい情報は置いといて、早速八ヶ岳レビューをしていきます。
今回歩いたルートは杣添尾根から横岳まで上がり、そこから硫黄岳、いったん下って行者小屋でテント泊。翌日は阿弥陀岳、赤岳、最後に三叉峰まで登り返して杣添尾根で下山。
南八ヶ岳を代表する峰々を周回縦走するといった感じでしょうか。

2025年8月28日(金) 杣添尾根~横岳~硫黄岳~行者小屋

平日休みを取っていざ八ヶ岳へ。
八ヶ岳と一口に言ってもたくさんの山とコースが存在しています。
一般登山ルートはあらかた歩いたことがあるのですが、今回登る杣添尾根はまだ歩いたことがなく以前から気になっていました。

朝6時、閑静な別荘地にある駐車場に到着。
平日なのでかなり空いていますが、土日は満車になると思われます。
10台~15台くらいは駐められるでしょうか。
トイレはありません。

道路を挟んで向かい側に登山口があります。
ここから20分~30分程度別荘地の中の道を歩かせてもらいます。

別荘地を抜けると別の駐車場が出現。
ここに駐めるとコースタイムが20分~30分短縮されますが、ダートを走らなきゃならないのと道が分かりづらかったので今回はパス。
こちらも15台程度は駐められそう。
トイレはあります。

しばらくは静かな樹林帯を淡々と登っていきます。
下界の残暑は厳しいですが、意外と冷涼な空気の中、高度を稼いでいきます。
個人的な感想ですが八ヶ岳の樹林帯って清涼感があってむさ苦しくないんです笑

標高2500mを超えてくると視界が開けてきます。
あれ?稜線に雲がまとわりついている。
きっと稜線にあがる頃にはスッキリ晴れているさとポジティブに捉え歩を進めます。

東の空は晴れているのになあ。

登山開始から3時間半、横岳に到着。
あれ?周りは白い景色。夏空はいずこへ…
しばらく虚無感を味わいながらの稜線歩き。

硫黄岳が見えてくる頃になってようやくガスが取れ始める。
しかし、またすぐガスったりでなかなかスッキリしない。

登山開始から4時間半、硫黄岳到着。
まだ白の世界ですな。
爆裂火口が有名ですが写真撮る気になれず、強風&寒いので早々に退散。

硫黄岳から少し降りて振り返る。
あれ?なんかスッキリしてきてない?
ていうかこの砂地と緑のコントラストの景色、けっこう好きです。

そんなこんなで標高を下げて稜線を見上げるとあら不思議。
スッキリと夏空が広がっているではありませんか!
私の心は全くスッキリしませんが…

テラノバ ソーラーフォトン2

登山開始から6時間半。
何とも言えない気分で行者小屋に到着し、早々にテントを設営し日陰でグダグダします。
ここのスペース、個室感覚で良かったな。
メインスペースの広場から一段下がった所になります。
ちなみにテント一張り2,000円、ドリンク類はビール含め600円でした。
さて、1日目は消化不良で終わりましたが2日目はどうなることでしょうか。

2025年8月29日(土) 行者小屋~阿弥陀岳~赤岳~三叉峰~杣添尾根

朝5時半、行者小屋を出発。
天気は晴れ。今日は期待できそうです!

1時間ほど樹林帯を歩き、中岳のコルに到着。
視界が開け、阿弥陀岳がその姿を現します。
ここからは斜度のきつい急登になるので気を引き締めます。

中岳のコルから阿弥陀岳山頂までは、このような岩場とガレ、ザレのミックスなので浮石を落とさぬよう慎重に足を運んでいきます。

30分ほどで阿弥陀岳山頂に到着。
バックには逆光で黒く映る赤岳。

富士山も見えます。
どの山に登ってもなぜか富士山を探してしまうんですよね~
山頂で15分ほど休憩し、赤岳に向かいます。

赤岳に向かう途中、振り返っての阿弥陀岳。
存在感ありますね。

南に目を向ければ権現岳。
この日は360度の絶景を眺めながらの縦走。
やっぱり稜線歩きはこうでなくっちゃ。

絶景を満喫しつつ赤岳に迫ります。
山頂直下は急峻な岩場で息が上がります。
多分、加齢のせいです。

午前8時半、赤岳山頂到着。
まだ雲も湧き上がってきておらず絶景タイムが続きます。

しばらく景色を堪能し、横岳方面へ向かいます。
横岳方面を見るとけっこう険しそう。
阿弥陀岳、赤岳で満足しましたが、もう一発岩稜登りがきそうな予感。

予感的中(笑)

でもこういう岩稜帯、嫌いじゃありません。

いいですね、飽きないルートです。

杣添尾根分岐点まで戻ってきました。
小高い場所に登り下山前の景色を楽しみます。
土曜日なので登山者も多く、特に赤岳からは賑わっていて、さすがの人気エリアだと感じました。

下山を開始し、振り返ると稜線にはガスがかかりはじめました。
今日は得した気分です笑

淡々と高度を下げ、12時半頃、登山口に戻ってきました。
1日目、2日目ともにコースタイムとしては6~7時間程度。
なまった体にはちょうど良かったです。
特に2日目は期待通りの景色と稜線歩き&岩稜登りを楽しめ満足のいく山行となりました。
やはり、八ヶ岳はどこを歩いても外れなし!
杣添尾根は日帰りでも赤岳、横岳を目指せるコースなので、興味のある方はぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

それではまた次の記事でお会いしましょう。


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